雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 7/11(Fri.)が今シーズンの最後の日フィル定演。ここしばらく行けていなかったけれど、この日は何とか行ってきました。予習が出来ていなかったので聴いているだけになってしまいましたが、まぁ、演奏を楽しめました。秋からの次シーズンでは多少席がずれます。舞台の見え方がどのように変わるかなと期待しています。


 CDでは、繰り返し聴いているのがあるので昔話などを。オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)のCDでシュニトケの「ピアノと弦楽のための協奏曲」を収めたものが23日に発売になりました。出るという話を広告で見て買いに行ったら一瞬首を捻る羽目に。ケースの帯にはモーツアルトのピアノ協奏曲第14番と交響曲第35番「ハフナー」他としか書かれて居なくてシュニトケが収められていると言うことが一見では判断できない。思い当たるCDを片端から手にとって曲目を確認してどうやら無事に購入できましたが一時期もてはやされていたシュニトケも今の扱いはこんなものなのかな。なお、このCDはその他にエルガーの「弦楽のためのセレナード」やG.マルムステン(誰だ?)の「サヨナラは手紙で」も収められているので1500円という値段はお得感があります。さて、話題にしたシュニトケですが、私が最初にこれを聞いたのは80年代に多分NHK-FMで放送されたのを聴いたのが最初です。演奏していたのは多分フェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団。遅めのテンポで重みを掛けた文字通り重戦車と言った風情の演奏でした。エアチェックして繰り返し聴いていました。数年後にこの曲のCDが瑞典のBISレーベルから(だったと思う)から出たときに飛びついて買って、余りの軽さに失望した覚えがあります。今回のOEK盤も出だしは早め/軽めの感じだったので失望しかけたのですが続けて聴いてゆくと感じ方が変わってきました。オケの編成が編成なのでモスクワ放響なみの重量感はありませんが、出すところは出している。緩急も納得。ただただふっ飛ばしてゆくような軽さは無い。餓えはそこそこ満たしてくれる演奏に出会えたという判定を下しました。おかげで、この曲ばかり繰り返し聴いているので、タイトルのモーツアルトや出だしに配置されているエルガー、最後に配置されているG.マルムステンなんてまだ聴いていないところが何と言うか。ちゃんと聴こう。