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今日は事務所に雑用の電話が良くかかってくる。何故だ。まぁ、やり取りが増えるのは悪くは無い。ただ、能率が極めて悪い。手元に環境があれば直ぐに分かることもいちいちあれこれ考えた上で問い合わせを出してやってもらって、と言うことを繰り返すのだから。ツール作りとかスタディは進まないなぁ。

定時後はサントリーホールへ駆けつけ新日本フィルのマラ８。何時もと異なり一階の真ん中よりも前で大体センターと言うＳ席なのだな。夕食を駅の立ち食いで済ませて行ったが１９時を過ぎても席は空いているし始まる気配も無い。プログラムを良く読み返してみると開演は１５分だった。ならばゆっくりと夕食を取ることが出来たのだな。ちょっと残念。で、開演直前には席もあらかた埋まってしまい多少窮屈な感じ。後ろには慣れていない連中が座っていたようでたった一曲しかやらないのとか９０分もかかるのとか言っている。合唱の関係者っぽいな。チケットの消化の為に売り付けられたようで。私も人の事は言えない口だが。

そうして開演。出だしのパイプオルガンの低音がやや小さく感じる。普段はもっと腹に響くんだが。この席は低音が来にくいのかも。そう思っていたら今度はソロの声がまともに突き刺さってくる。もう少しまろやかだと良いのだがな。まぁ、たまにはこういう席も良い。

今日の指揮者のダニエル・ハーディングはこれにて新日本フィルのミュージックパートナーの地位を退く。最後にスタンディング・オベーションを受けて花輪を貰ってスピーチをした。最初の演奏会は東日本大震災の夜だったそうな。その時の侘しかった演奏会は将来に不安を抱かせた事だろう。それに対して今日の熱狂した演奏会は充分な満足を与えたのではないかと思う。これからの活躍も期待できる。