雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 仕事中に明日から三連休だということを知ってびっくりしたことにびっくりされた。実際、普通の土日だと思っていたのだ。スケジュールと言うものが不要な状態だから。


 そんな自分でも今日は日本フィルの11月東京定期の1日目と言うことは忘れていない。指揮がコバケンで曲目がブラームスの第三、第一交響曲と言う個人的にはさっぱり食指の動かないものであったとしてもだ。定時で仕事を上がってサントリーホールに駆けつける。隣の席に見知らぬ人が座って居たので疑問に思ったら席を間違えて座っていたようだ。いつものおっさんがやってきた。反対側の数席先には歯が悪いのだかひたすら音を立てている爺さんが居て演奏を聴くのに支障していた。口にマスク、いやおむつでも当ててればと思ったくらいだが、誰も文句を言わなかったな。波風を立てたくないのはみな同じ。


 えー、個人的には好まないとしても一般ではそうでは無いようで見渡すと空席が少ないようだった。これが日本フィルシリーズ再演とかになると一挙に減ったりする。そういう珍しいもの方が面白いと思うのだけれど。そんな状態で開演を待つ。珍しいことに今日は10分程度早めについてしまったのだ。いつもと乗った電車も同じなのにな。何が違うのだろうかと思ったりする。奏者が入場してくると退団した筈の方を見かけた。そう言えばここしばらくのパンフに記載されているメンバーだけだと舞台上の人数は満たせない。トラが増えるわけだがまるで知らない人よりも良いのだろう。


 演奏はコバケンの鬱陶しい鼻息で始まった。オケはパワフルだ。ことに今回はホルンが素晴らしかった。想定していたものを超えている。ただし、合格ラインは遥かに超えていたとしてもトータルでみたときには100%では無い。7割が合格ラインだとしたら9割強は進呈できるという感じかな。ともあれあれだけのものを吹いてくれるなら大満足だ。トランペットも安心して聴いていられる。この頃、管が充実しているが、上手い奏者はN響とか都響とかに移籍して行ってしまうからなぁ。まぁ今を楽しむしかない。


 奏者は良かったが、演奏はやっと最後になって良い具合になったように思う。コバケンならもっとどろどろしたものが聞きたかったが終始怒鳴っていただけのような感じで終わってしまったのは残念。それでもブラボーが出ていたのは、そういう趣味の人もいるということか、それともその人の席は宜しく聞こえたのか。こちらの席はバランス的にはアレなところだから。


 そういえばブラボーと言えば前半の第三交響曲が終わってコバケンがまだ棒を下していないのにブラボーをぶちかましたのが居てコバケンが睨み付けていたな。ブラボーかけるのは慣れている人か、または初心者と言う気がする。大半は黙って拍手しているだけだ。