雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 朝から実家に向かう。途中で大きな書店に寄って高齢者向けの PC の本を探してみる。父親は20年以上昔から PC を使っていたし、本も買い込んでいるようだから日本語変換等は問題無いと思っていたのだが、この間、横で使っているのを見たら半角全角の切替等、いちいちマウスで IME のウィンドウをクリックしていたので驚愕したのだ。それとメール以外を使わないと言っていたとおり、自力でぐぐって解決策を探すと言うスキルも無い。高齢で小さい文字が読めないというのもあるのだな。多少でも助けになる物を渡そうかと思ったのだ。


 しかし。ふむ、高齢者向けという本を何冊か見てみたが、どれもこれも文字入力の切替は IME のウィンドウをマウスでクリックなどと言う手順しか書いていない。キーボードだけで切替が出来ると言うことを書いてある本は無かったのにはあっけにとられたと言うか。IME のウィンドウはただでさえ小さいのだよ。目が悪くなった高齢者に、いや、中年と言われる私でさえ見辛いウィンドウだと言うのに、それをクリックしろと言うのか。ちょっと呆れてしまった。入力文字種を切り替えるためのソフトを作る事はできるが、高齢者はそれをインストールする方法を知らないわけで。マイクロソフトは高齢者向けに大きな切替ウィンドウを表示することを考えた方が良いな。ユーザインタフェースのラボがあるというが80歳以上の人間に操作させる場合でも問題無く使えるようなユーザインタゲースを研究してみたらと思う。


 実家にたどりついて母親に父親が PC を使っているかを尋ねたら使っているようではある。しかし、父親に尋ねたらメールが送信出来なかったと言って怒っている。こんなものは使えないと言う。慣れていないから古いのでやりたいらしい。それの設定はちゃんと出来るかと言うと怪しいな。ウィルスソフト無しに接続しているようだ。早めにウィルスに感染して動かなくなってもらった方が有り難いと思ったりする。ウィルスが怖いから使わないでもらいたいと思って新しいのを与えたのだが。


 それはともかく、メールが送信出来なかったというのはネットワークの問題と思われたので見てみるとブラウザは問題無くつながる。outlook を立ち上げて送受信をみると保留されていたのが送信されてしまった。受信したメールに J:COM からネットワークの不調を詫びるメールが来ていた。父親に話を聞くと、どうやらそのときにメールを送ろうとしていたらしい。もともとインターネットは確定送付できるシステムでは無いという説明もしておいたが飲み込めたかどうか。でも、送信出来なかったのはネットワークの不調が原因だったと言うことは理解したようだ。


 それより問題は、メールのアドレスが複数有るということが理解出来ないらしい。J:COMは連絡用のメールアドレスと言うのがまず最初に付与されて、それに対して自分で好きなメアドを追加して使うシステムだ。そのため、父親が欲しがったアドレスを取得して outlook に設定したのだが、昔はこんな面倒なことはしなかったと言う。メールシステムができた1960年台以前から複数のメールアドレスがあるという前提でメールソフトは作られている。それを使っていなかったのは、単に複数アドレスを取得していなかったからだ。その説明もして、やっと治められたが、何かあったら、また、こんなのは使えないと言って、古い PC をあれこれいじってつなごうとするだろうな。


 問題が起きたらすぐに連絡しろと何回も言っているのだが、今日のも連絡は無かった。頻繁に巡回してサポートするしか無いか。しばらくは平日でも行くしか無いのう。


 outlook から取得したメアドを通常使うアカウントとして設定をし、それ以外は削ってしまった。連絡用アカウントが見えなくなったと言う問題はあるが、これも頻繁に見に行くしかない。なんせケーブルモデムでつながっている回線でないと覗けないのだから。どこがインターネットだと思う。


 15時前に辞去。本屋を経由して、ラッシュが始まる17時前には電車に乗って帰宅した。