雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 今日は日フィル東京定期。首席客演指揮のピエタリ・インキネンのマーラー選集第二弾ということで、シベリウス交響詩<夜の騎行と日の出>とマーラー交響曲第六番<悲劇的>になるはずだったのだが、例の日本への渡航回避勧告で来られなくなった。代わりに山田和樹指揮でマーラー<花の章>、モーツアルトクラリネット協奏曲イ長調K622>、マーラー交響曲第四番となる。指揮者が2009年にブザンソンのコンクールで優勝した指揮者という興味があった。最初は曲のせいか大人しい指揮だなと思う。ライナーのようにポケットの幅だけしか移動しないという指揮もあったというから意志が伝えられれば良いのだ。それが次の曲からは大振りも見せる。ふむ、やはり曲によるのか。かっちりとしたテクは感じなかったがしなやかな動きがある。演奏は管が強めに感じた。バランスが違う。それ以外では特に無し。もう少し色々な曲で聴いてみたいもの。どうせならマーラーにこだわらないで大幅にプログラムを変えても良かった。どのような曲をレパにしているんだろう。それによって判断はまた変わってくるな。


 帰宅するときはいつもと違ってホールの前から渋谷行きのバスに乗った。トータルの交通費が下がるからなんだが、時間が思いのほかかかる。大人しく東京駅に出れば良かったな。30分は短縮できたか。まぁ、それほど影響があったわけではないから良いのだが。