雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 (これで最後になる、はず)やってきたコミュニティバスに乗ったのは私ともう一人。関の五本松(今はもう五本も無いらしい)を見逃したりしているのが心残りだが。バスに乗ったときに運転手の方に境港への連絡便があるかどうかを尋ねたら調べてくれて、20分と言いかけて2時間半ほど待つと訂正。平日だと便があるらしいが休日は運休だとか。仕方が無いので行きにバスを乗り継いだところまで行って、そこで松江駅行きのバスに乗り換える。県境があったりとか、昔は違う市町村だったからと言うことがあったりするのかもしれないが、観光を振興したいなら、もう少し乗り継ぎを良くしたりするべきだな。まぁ、地元の人からすると、車で動くと言うことが無意識に前提になっていて、他から来た者はそうではないという視点が欠け落ちているのかもしれない。


 松江の市内に戻って来て、JR松江駅まで行かずに、ふと思いついて「京橋合銀前」で下車する。またもや太鼓の音が響いている。昨日と同じところで練習をしているのだった。大人が若者に、若者が子供に教えている。こういうふうに継承されて行くのは良いな。そう思うのは、そういうことが無かったところで育って来たからだな。横目で見ながら、たまたま見当たった和菓子店に入る。何かあったら買って行くかと思ったのだが、面白そうなものを見つけたので尋ねてみると今日の分は品切れだと言う。でも、他の店にあるかも、ということで教えられた店に向かう。で、そこでも無し。もう一軒、そばに有る店に電話で問い合わせてくれた。在庫があるらしいので更に進む。そこで、先ほど電話で、と言いかけると話が通じて用意してくれた。抹茶の接待、和菓子付きというのもあって得をしたと言うか、ちょっと緊張したというか。この店はこの和菓子屋の中で一番大きいらしい。色々あったので思わず買い込んでしまった。その後、宍道湖に夕日を見ようと歩き出すと別の和菓子屋を見つけてついつい入って、これまた買い込む。出て来たときには夕日は落ちてしまっていた。名残の夕焼けを湖畔で眺める。他にも沢山の人が夕焼を眺めていた。こういう開けたところで空を眺められる土地は良いな。


 JR松江駅に戻って夕食にする。最後の出雲そばだ。暑すぎて食べづらくえらく汗をかいてしまったのは困ったものだが。そのあと、駅弁を購入しようとしたら一種類しかなかった。泳ぐ牛の弁当。出雲市駅のように何も無いようなのと比べるとずっと良いが。松江駅は駅前の百貨店の地下でも探せるし、駅ビルの土産物売り場でも探せなくはないし、駅前のコンビニで探すと言う最終ワザもあるからなぁ。その土産売り場で和菓子を買い増しし、飲み物もコンビニなどで補充して、いよいよホームに上がる。ホームの上には飲み物の自販機だけ。それ以外は何も買えない。ホーム二面にそれぞれ両側に線路があって合計四線の高架駅というと東京区部のJRの駅のような感じだが、周りが暗いのと人の気配が殆ど無いので寂しい。19時を回るとこんなものだろうけれど。そういえば大山から倉敷に去ったご一行様は、そろそろ新幹線が東京駅に着く頃。メールを打ってみたりして紛らわす。


 そうこうしているとやって来たので乗り込み自分の個室に荷を降ろす。まずは短パンにTシャツという格好に着替えてくつろぐ。と言ってもTシャツはもともと着ていたから短パンを荷物から取り出して上から下まで大半を脱いでしまい短パンをはいただけのことなんだが。明日の朝に向けて荷物のリパッキングをしたり夜食を食べたり精算したり、たまには外を眺めたりしているとあっという間に時間は過ぎて倉敷に到着。ここまで来ると既に見慣れた都市の風景。室内灯を消して眠りにつく。今朝は5時起きしたから、22時台でも眠くはなる訳。


 ただ、この後、停車のときに目を醒して外を確認するということがあった。大阪と米原の記憶がある。その次は沼津。それなりに睡眠時間は取れたな。十二分なくらいだ。ここまで来るとそろそろ降りる準備もしないとならない。昨晩買った泳ぐ牛の弁当を食べる。ううむ、開けてうなった。ご飯の上にそぼろが敷き詰めてあるだけ。申し訳にブロッコリーだったか一かけら置いてあったが。食べ終えて相模湾を眺める。小田原や自宅の最寄り駅を通過し、大船辺りになると朝の通勤ラッシュが始まっている。背広姿がびっしりとホームに並んでいる。何か自分が場違いな感じがする。まだ日常を離れた雰囲気の中に居るつもりだから。14日(火)は鉄道記念日なんだから三連休ではなくて四連休にしてくれても良かったなぁ。横浜で降車。折り返し自宅に戻って洗濯とシャワー。それが済んだら会社に出社。半休も取る必要無しってのは有難い。


 昼に会社の行きがけに駅のコンビニで買ったおにぎりを食べていたら石を噛んだようだ。何を噛んだのだろうと思ったら奥歯の詰め物が取れたらしい。上司に訳を話してフルフレックスで退社することに。退社可能な時間になったら夏に行った歯医者に電話したがつながらない。それどころか何回か電話して出たと思ったら、こちらが話し始めたら無言で切られた。番号は間違っていないのだが、何だろう。行ってみたら休診の札が下がっている。さて、困った。


 別の歯医者を探して電話すると診ると言うので行く。何か印象が良くない医者だったが仕方が無い。無駄に豪勢な内装だとか何人も女の子が突っ立っているけれど何もしていない(いや、「いらっしゃいませ」と「お大事に」と唱和していたな)のが多いとか。とりあえず仮に殺菌剤を詰めて蓋をしてくれた。次回、型をとってその次に入れると言う。今日取らないのは何故なんだろう。まぁ、蓋をしてくれたから良しとしよう。


 この時点で18時を回った。大山の話があるので都内に向かう。火曜日は21時から大手町で集まりが有りまして。そこのメンバの一部が伯耆大山に行ったわけで。顔を出して今朝帰って来たと言うと吹き出される。会社はと問われたので出社したと答える。歯医者の話も。怪しい歯医者だと言うことで一致した。


 ともかくこれで大山の話は一段落する。長々と書いてしまった。最初はあっさりと書いて終わらせるつもりだったのだが。途中で長くなって来たと思ったので、出来るだけ端折ったら端折りすぎたかもしれない。半年くらいして読み返したとして自分にも話が通じるかなと思ったりするが、まぁ、それでも良いか。