雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

代休です。朝から市役所に行って印鑑証明を取ったり、そのほかの書類や複数の判子をカバンに収めたりして大荷物になる。これを担いであちらこちら。そこまでの時間に余裕が無かったが霞が関東京家庭裁判所にも行って成年後見の書類を貰っておきたかった。これは今度だな。実家へたどり着いたときには午後になっていた。一休みして13時ごろに両親と3人で300mほど先の銀行へ向かう。しかし、足腰が弱っている父親は自転車に捉まって足を引きずりながらだから30分くらいかかった。100mもしないうちに疲れたとか言っていた。車椅子を手配した方が良いかなと思ったのだが本人が自転車で行くのだと言い張る。多分、自分でATMを操作して下すことが出来ると言う処を見せたかったらしい。また代理で下してこようかと言ったのだが執拗に拒むのだな。人に暗証番号は教えられないと言う。でも、それは文字通り教えられないのだろう。忘れた可能性が高いのだな。さて、銀行では自転車を止めて壁に手を当てて伝い歩き。その動線上に自転車があって邪魔だからどかせとか言い出す。人様の物だから私の手を握ってこちらを歩いてと言ったら、そちらは歩けないと言う。この歩けないと言う理由は良く判らない。そうして無理矢理どかしてしまった。ううむ。ATMの前で並ぶ。私と母親は離れたところに。父親は自分の番が来ても近くのATMじゃないから歩けないとか喚いているようだ。他人のふり。ATMの前に立ってからが長い。やはり暗証番号を忘れたのだろう。それなら銀行に手続きが出来る。戸籍謄本から住民票から印鑑証明から実印まで。一通りの書類は持って来てあるから銀行側と話に入れると思っていたのだが、行員の方が銀行の袋に何か入れているようですよと言う。並んでから10分くらいかかっていたな。漸く暗証番号を思い出したのか、または何か前に見かけたように1円を十数回入れたり出したりしていたのだろうか。流石に通帳を覗けなかったのでそこが判らないんだが。


これでまた同じくらいかけて実家へ戻るのかと思ったら、これから郵便局へ行って年賀状を買うと言いだす。痴呆の人間には基本的に逆らわず自分がやりたいようにさせるのが良いらしいので、買って来いと言えば良いのにと思ったが、黙ってついてゆくことにしたのだが、これが間違いのもと。私が行けば10分もかからないのだが、結局、実家へたどり着いたのは16時過ぎ。全部で3時間かかっていた。郵便局でも購入するまでに20分以上かかっていたようだし。まぁ、中で何をしていたのかは見ていないのだが、余計なことをしていたのかもしれない。で、体を支えるために自転車もブレーキごと握ってしまうからぎゅいぎゅいと音がするし進みにくい。途中では疲れ果てたようで一旦腰を下ろして休憩したり。最後の方では道のど真ん中を歩く。車が来たから端に寄ってと言うと端だと自転車が傾くと言い張る。偉く人迷惑な爺である。


帰宅してからが面白かった。急に立ち上がってうろうろしだしてあちらこちらを覗き込んでいる。何だろうと思ったら半泣き半笑いな顔をして先程下した金がどこにあるか判らないと言い出す。いや、お金が無くなったと言ったのだな。流石にこちらが取ったのではないと言うことは判っていたようだったが。これは上着のポケットに入れていたのだが家に帰って来て脱いだから訳が分からなくなったようだ。絶句しているところに訪問介護をお願いしている方がいらした。契約の時しか会ったことが無くて実際に訪問介護しているところを見たのは初めてだったが、母親が言うほどには父親は無口では無いな。答えたいことには答えている。確かにネタによっては全然無視しているが。母親が昔の父親は恰好良かったのに今ではここまでおかしくなってと言っているのを聞いて恰好が良かったなんて思っていたのかと言うのが興味深かった。様子も大体判ったので19時前には辞去。帰宅して弟に報告メール書いたりしてからとっとと寝る。