雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 一日引き籠り。ここしばらく土日も出歩く羽目になっているので今日は何もしないでごろごろと気力を緩めて回復モード。積読を消化。


 先日購入したラン・シュイ/シンガポール交響楽団の演奏はまぁまぁ合格点。録音も当然のことながら良く、聴いていて気持ちが良い。しばらくは繰り返して聴くことだろう。演奏は遅いところは遅く、早いところは颯爽と、と言う感じでドビュッシーということで期待される曖昧な感じはあまりしない。遅いところはちょっと重ったるい。遅めのテンポが恐る恐ると言う感じがする。サラリとスマートに、そうして曖昧さを仄かに含み、ちょっとしたところに遊びを感じさせるような演奏だったら満点だったのだが。自分がモントゥーやアンゲルブレシュトの演奏で育ってきているからな。ああいう演奏を求めてしまう。それと、管にかっちりした感じがあと一息欲しかった。ちょっと弱々しいというかビブラートだかフラッターノイズだかという感じの音よりも羊羹のような一定の音が好みなのだ。