雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 今日は日フィル定演。指揮はハルトムート・ヘンヒェン、曲目はシューベルト「未完成」とブルックナー交響曲第9番」。2008/2009年シーズン最初の演奏会で席も多少ずれて今までとは受ける感覚が微妙に異なるのも新鮮。演奏は管が大奮闘。大音量をフチかましロングトーンを決めてくれる。それに比べると弦は安定感を欠いた印象を受けた。なんとなくわさわさした感じがあったな。もっと揃えて。それがあったからか指揮が所々で刻みを打っていた。九番のスケルツォで沢庵を切るような手振りで拍を示している。これが出るとオケ全体ですっと音が揃う。見事なまでに。巧い指揮だ。こういう人にきっちりと統率されたらどこのオケでも演奏は締まるだろう。