雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 夕方からヴァイオリンのリサイタルを聴きに行くつもりだったので突発的な作業が入ってこなければ良いと思っていたが特に無しで安堵する。今日のはジャニーヌ・ヤンセン(Vn)のリサイタルで伴奏pfはイタマール・ゴラン。19時から紀尾井ホールにて。【曲目】はベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24「春」、ドビュッシー: ヴァイオリン・ソナタ ト短調、休息を入れてフランク: ヴァイオリン・ソナタ イ長調サン=サーンス: 序奏とロンド・カプレチオーソ 作品28で、《アンコール》は3曲あり、ドビュッシー: 美しい夕暮れ、シマノフスキ:「神話 〜3つの詩」作品30より 第1曲「アレトゥーサの泉」、フォーレ: 夢のあとに。


 席を購入したのが遅かったので殆ど空きが無く覚悟はしていたのだが、2階の後ろのくぼんだところだった。何時もはカメラ等が入っていたりするところだ。環境音というかホールトーンというか、回り込んでくる反響音が全然感じられないところ。考えように寄ってはボックス席ってこんな感じなのかもと思い込もうとしたが、それでもなぁ。まぁ、ど真ん中なのでゴランの手が遮るもの無しに見えるのが良いところかも。


 曲の細かい感想は、身に合わないので他の方のを参照していただくとして、最初の2曲は違和感無く聴けたが、ところどころ寝落ちしたことからすると印象が弱かったのかなと思う。フランクはじっくりと聴く。これもすっと気持ちに沿う。ゴランと時々ぎこちなくなったかなと思う場所があったりもしたが総じて納得できる。最後は盛り上がったな。拍手をうけてゴランの姿勢が妙に印象に残っている。両手を膝にあてたお辞儀のせいかなんと思っていたりしていたのだが、他の人の顔を前に向けたまま下げているというのを読んでなるほどと思う。大柄なヤンセンと並ぶと小さく見えることも影響したのかな。


 最後にアンコール。盛り上がるな。こういう曲集を出してくれるとと思ったんだが、後で調べてみると、それぞれ出てはいるのか。手持ちは協奏曲のばかりだったから。それに枚数も思っていたのよりも多い。しばらくは集めに走ることになるだろう。


 ともあれ、アンコールは乗ったな。顔が笑みで崩れているのを実感していた。気分の良い演奏会だった。