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　定時で仕事をあがって都内に直行。途中、腹ごしらえをするが、その店はバイトがとろいようでキッチンのほうがいらだっているのが良く判る。客のほうも。こちらは被害が少なかったから良かったが、直接の被害があったほうはたまらなかっただろうな。

　今日は日フィルの東京定期。首席指揮者のアレクサンドル・ラザレフによるプロコフィエフ交響曲全曲演奏プロジェクトは【最終章】ということで今回で完了する。今日の曲目はチャイコフスキー：ヴァイオリン協奏曲とプロコフィエフ：交響曲第６番。ヴァイオリンソロは川久保賜紀。ソロの腕は流石で十二分に拍手喝采だったが楽器の特性なのか音色が頻繁に変わって聞こえてきたのに意識をとられてしまった気がする。もう少し聴き込んでみたい演奏家だな。リサイタルがあれば行ってみても良いなぁ。それと演奏以外ではラザレフとの身振りの掛け合いが面白かった。ソロが手拭を舞台の上においていたことに気がついたラザレフが指揮台の上において良いとジャスチャーし、ソロが置くとラザレフがもう少し落ちにくい場所に移動させてポンポンと叩いてからサムズアップ。ソロもそれを見てにっこりとサムズアップなど。

　演奏が全て終わって何度も拍手で呼び出されたラザレフが、最後に指揮台から楽譜を取り上げて指で拍手はこれにこれにと言う感じで指しながら袖に引っ込んでいった。そのあとホワイエで交流会があった。パスしたがツィッターなどを見ると出てみても良かったかな。まぁ、ともかく、良い演奏会だった。