雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 会社で技術書の購入について話になって、そういうものを購入するのは趣味だと言う発言が出た。上司がそう言う事を言うと勉強しなくなる。転職して来たのが呆れていたが、技術を標榜しながら実態は技術を軽視しているからな。うちらの技術力っていうのは伝統工芸に似た面が有って、長年やり続けていると技能が向上する。これは拙いというのも正しい考え方で誰でも出来るように持って行かないと先行きが案ぜられる。しかしだからと言って、元々のがうまくまわるようにしないで、ある程度従事したら外して関係のない職にまわすというのは、元々の運営も駄目にするし、回った先も慣れない事なのでこれまたうまく回らない。それを判らないのが管理職になるような風潮が有るから現場は毎度ドタバタするのだな。


 こんな話が出来る程度に暇なので定時で上がる。汗をかきつつ都内へ。今日は日フィル東京定期。高関健指揮でモーツアルト交響曲第41番とベートーベンの交響曲第3番という名曲プログラム。色々と工夫を凝らした演奏らしいんだが個人的には余り身に付いていない曲なので只聴いていたという感じになる。隣で鼻息が荒かったり無意識の動きが五月蝿いのがいて邪魔だったというのもある。汗臭かったのかなと多少顧みたりもした。で、演奏だが編成のこともあるんだろうが、最初は音量的に何か弱々しく感じる。ラザレフが振る時のような音響がっという感じがない。でも、指揮が時に一本調子に感じる時が有るとは言え、丁寧に振っているので見ているだけで集中してしまって眠り込まないで聴き続けた。終演時にはブラボーが飛び交っていたから、とても良い演奏だったのだろう。そこそこ満足して帰宅する。