雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 本日は昨日購入の試聴で一日が終わり。ヘンデルの「水上の音楽」が本年最初の CD になるとはなぁ。昨年から、それまで余り聴いていなかったモーツアルト等を良く聴くようになったとは言え。ただヘンデルも今流行の古楽ではなくて半世紀近く前に録音されたものというのは小さい頃に聴き慣れている物を聴きたいと言う感覚があるのかもと思う。


 その次は色物のタンホイザーワーグナーの「タンホイザー」を元にしたのだろう。ヴァイオリン2丁とアコーディオンと10弦以上あるようなギター?の4人を演奏と合唱代用にして、語りと歌をこなす1人が何役も演じ分ける。主役のタンホイザーにエリーザベト、ヴォルフラムに領主など。全部で7役だったかな。まるで演奏付きの落語と言うか漫談を見ているような。その俳優がウィーンフォルクスオーパーの総裁だというのだから。それに歌もヨーデルになったり。領主が馬でやってくるところでは椅子にまたがってみせる。幼稚園児かっ。ともかく抱腹絶倒の面白さとはこの公演こと。ちなみに字幕は日本語は無かったので無難に英語にする。台詞はウィーンなまりのドイツ語だったが、英語が助けになってドイツ語もところどころ単語の意味が取れた。もう少し勉強しとけばもっと楽しめたな。


 そしてメットの公演を納めたやはりワーグナーの「ニュルンベルグマイスタージンガー」。これは正調の公演。指揮はジェィムズ・レヴァイン。「ニュルンベルグマイスタージンガー」の映像は、その昔に PHILIPS から出ていた LD と同じものだと思うが NHK が放送したものを見たことがあるのみ。CD はカラヤン指揮シュターツカペレ・ドレスデンのものが手元に有るので、ごくたまに聴く。ただ、全曲通して聴いたのは数える程だ。5時間程度かかるし、映像が無いとオペラは辛い。良く知っているものなら音声だけでも楽しめるのだろうが。


 と言うことでどういう映像なのか楽しみにして見始めた。すると最初からいやに頭の大きながたいの良いのが出て来て騎士様と言われている。これがワルターか。 PHILIPS のでは若い騎士と言われて納得のできるキャストだったからなぁ。それにエヴァはどうみても少女と言う年ではない。慌てて解説をひっくり返すと収録の時点で二人とも40歳を超えていた。ううむ。ただ、5時間も見ているうちに慣れて来まして。まず、なんだかんだ言ってあれくらいでないと歌はうまく歌えない。それと舞台が綺麗。ヨーロッパの歌劇場と違ってメットは伝統的な演出をするそうだ。見ていて中世のヨーロッパの都市というイメージに合っている。まぁ、中世と言ってもイメージに合うと言うことで考証が正しいかどうかは知らないけれど。それでも、あれなら大満足。途中から CD の解説も引っ張り出して来て歌詞と対訳と字幕を見比べたりして楽しむ。忙しいことだったが。


 これで一日が終わった。後、白鳥の湖の DVD も見たかったんだが、それは明日かな。


 ところで食事ですが、見続けていたので外出もせず。昨日実家でうどんとそばを押し付けられたので全部それだけで済ませてしまいました。まだ余っているからしばらくはそれを食べることになる。目先を変えないといかんなぁ。何か手軽なトッピングを考えないと。