雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 先週までの高温が一転して涼しい雨の日。部屋で片付けものをしていました。冷蔵庫の中も色々と怪しくなっていたので鼻をきかせながら分別。空き領域が拡大。嬉しいととるべきか侘しいととるべきか。その他に、この間の出雲旅行の写真もデジカメからデータを落として印刷。しかし、数えてみたら200枚近く撮っていましてインクは予備を用意してあったので問題なかったんですが紙が不足する見込みです。見込みというのは何よりも問題なことがあって全部印刷出来なかったから。それは場所です。印刷した物は24時間の乾燥を薦められています。そうするとどうやっても40枚程度が一挙に印刷できる枚数なんですな。いや、まだ当分かかりそう。


 で、先日書きかけていた続き。八重垣神社から風土記の丘まで歩き出したところから。天気は曇ってきている。山の方では雷が鳴っている低い音が響いている。路面が茶色い舗装材で舗装されているのと案内板がしっかりしているので迷わずに歩ける。田んぼのある丘陵地帯を進む。路面にイモリだかヤモリだか区別がつかないんだが、そういうものが干からびて黒くなって張り付いていたりというのも見かけたが、写真にとろうかと思っているうちに地元の人たちが歩いてきたので止め。


 歩いていると森の中の様なところに入る。蚊が寄ってきたので腕まくりしていたのを伸ばして首もともボタンを止める。出雲大社が正装を求めていたのでワイシャツで旅行していまして。歩いている途中の噴水のようなところで遊んでいる親子連れが居たけれど良く刺されないなぁ。虫除けスプレーをしているのかな。余りその手は使いたくないし旅行中で持ってもいない身としては何とか追い払うしかない。無駄に手を振って歩いていました。森の中の急な坂を降りて行くと開けたところに出る。田んぼが目の前に広がります。が、そこにとっても怪しい建物が。自動車の修理工場という看板があるけれど、どう見てもそんなものは無く、不審者は警察に通報すると言う看板が出てる。不審なのはあんたじゃという感じ。近寄っても回りに人も居ないので近寄らず。


 そのまま神魂神社方面へ。これで「かもす」と呼ぶのは難しい。出雲大社よりも400年は前に建てられたという神社。農村の集落といった風情のところを折れ曲がりながら歩くと見えてくるのが神魂神社。手水岩があって、そこには八重垣神社のような二股の柄の柄杓。まっすぐ行くと女坂。急な階段が本来の参道らしい。すずめばちが巣を作っているから注意してくださいという張り紙が出ている。ちょっと怖くてそちらの方は首を伸ばして眺めた程度。本殿は高い柱の上にある。社務所にタクシーを頼んでいる人たちが居た。こちらもそうしようかと考えたが、地図を見るとバス停まではもう少し。30分に1本は走っているようだ。参道を降りてゆくと、駐車場にタクシーで乗りつけていた観光客が居たから、ここはそういう来方をする人が多いのかも。雨粒が落ちだしたなぁ。まだ傘はいらない。


 「出雲かんべの里」という公園とおぼしきところの脇を通り10分ほどでバス通り。20分ほど待つようだ。目の前は広々とした田んぼ。遠くまで良く見える。南の山側の方が雨で視界が悪くなっているのが見える。大山方面を見ると南から黒い雲が北に流れているのが見える。見晴らせるのは気持ちが広がって行くようで気持ちよい。そんなことを思っていたら雨がひどくなったので傘をさす。そのころにはバスを待つ人が他に二人、三人と居た。雨に煙る風情というのは良い。雨に濡れると嫌なときもあるが、その時は濡れても気持ち良かったな。素の雨も2kmと走らぬうちに降った気配も無くなっていたけれど。


 松江駅まで戻ったら土産の買い物に駅ビルへ。和菓子を色々と。実家にはしじみも付けよう。どうも目移りして困る。和菓子に関してはリミッターがはずれるなぁ。その後は出雲市駅に移動する。始発から全部乗ってみたい。それもただ移動するよりは3日間の乗り放題チケットを有効に使おう。松江しんじ湖温泉駅までバスで移動。たまたま乗ったのは松江市交通局のバスで簡保からの融資で買ったバスですという掲示がされていた。ところでJR松江駅松江しんじ湖温泉駅の間はシャトルバスがあってしかるべきだ。時間が読めないし第一連絡が恐ろしく悪い。電車が出てから数分後に到着するなんて。40分ほど待つ。暑い。電車が止まっているなら開放して乗せてくれないかな。自動ドアじゃないから難しいだろうが。10分に一回ずつ開け閉めするとか手はあるだろう。まぁ、一番の問題は電気代なんだろうが。


 そんなことを思いながら待っていると改札の時間。車内は涼しい。待っている間も冷やしていたのかな。無駄な。出発。最後の景色を楽しむ。宍道湖の眺めは気持ちを開放してくれる。宍道湖を眺めていると西から雲が流れてくる。東京あたりで見る下の方がうすらぼけている雲と違って塊のような雲。こういう雲だから出雲大社の中に描かれている雲はあの様な図形になったんじゃないかなと思う。その眺めも雲州平田あたりまで。風に揺れる稲の中を走る。稲刈りまでまだ2週くらいかな。そのうちJRと合流して複線の様に見えるけれど実は単線同士という区間を走り電鉄出雲市駅。ここで降りるのは始めてだった。昨日も一昨日もここから乗ったのだから。と言っても感慨に耽っている時間はない。まずはJRの駅の南西にある温泉施設へ。ここもふるさと創生事業で掘ったのだろうな。毎度お馴染みの2km温泉じゃないかと思う。入浴記念にタオルも購入して浴室へ。風情の演出はなかなか。お湯もそれらしい。汗を流すには手頃だ。露天は竹林を配してある。が、その竹林がなかったらお隣の高層マンションがモロ見えだ。こういう目隠しの仕方もあるのだな。悪くはないアイディアだ。


 出てから駅のそばやで腹ごしらえをしようとした。何とも出てくるのが遅い。普通、駅のそばやというと10秒と待たないで出すところもあるんだが、ここは7分。いやあ悠長。それに駅弁屋も兼ねているようだが品切れの物ばかり。これから乗るサンライズ出雲は車内販売が無いので朝食は東京駅に着かないと食べられなくなる。空腹は目に見えている。松江から乗れば良かったと臍を噛んだが後の祭り。松江はそれなりに駅弁の種類があって夕方でも販売しているのは確認済なのでして。仕方がないので駅のコンビニで菓子パンなどを購入。ホームに上がるとまだ入線していない。西出雲の車両基地からくるはずだからデジカメを出して西の方を睨む。マッシブな雲が相変わらず流れている。


 乗車して自分の個室へ。行きは宍道湖側の一階だったが帰りは山側。自宅付近では自宅側。連結面のところの個室なのでベッドに座るとホームで椅子に座っている人と同じくらいの目線になる。今回はそこそこ五月蝿い。耳栓を持ってきていて良かったと思ったが、後で使おうとして取り出すと、何年も前に買った物なので劣化していて駄目だった。今度補充しておかなければ。乗って直ぐにカレチが検札に来る。停車時間を尋ねてみたが松江にしろ米子にしろ停車時間は短いと言い渡される。弁当を買いにホームの上を売店まで走ることは断念した。なお、ホーム上には売店が無いことがその後直ぐに分かる。飲み物の自動販売機だけ。今回は弁当を断念したので事なきを得たが諦めずに走り回っていたら叫んでいただろうな。


 走り出してから米子あたりまでは外を良く見ていた。街路灯がブルーってのは他では見かけないような気がする。殺虫燈なのかな。ブルーライト山陰などと口走って余りのヲヤジギャグさに自分で悶える。水分補給する程度で、荷物のパッキングをやり直したりして新見あたり。眠いので書き込んで寝た。