雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 今日は父親の退院。まずは実家に向かう。折り返し直ぐに母親を連れてバスで向かう。病院には弟が先に来ていた。一緒に病室へ。着替えさせたり荷物をまとめたり。何とも荷物が多い。混乱していると弟が切れて周りにいた看護師さんたちが一斉に振り返る。父親と同じだと後で母親が言っていた。タクシーに乗せて帰宅。病院から家のすぐそばまで一方通行で来られるのだが弟が知らなかったのはびっくり。


 父親は家に落ち着いて機嫌が良い。入院が嫌だったらしい。しきりにあれが良いこれが良いと連発している。しかし夏場を乗り切れるか。医者はそのころには戻ってくることになるでしょうと言っていたのだ。


 昼食後、弟は用事があるということで辞去。こちらは父親が風呂に入って出るまで居てくれと母親に言われたので居ないわけにはいかない。雑談したり少なからずの生活費を渡したりして、これからの生活を相談したりする。しかし、クリティカルな話題を振ると、見てみないと判らないと言って階段を這ってでも2階の自室へ行き、その挙句、お前たちが引っ掻き回したから訳が分からなくなったと怒っている。その前に、この話題だと2階にあがる必要はないのだ。それと2階に上がっても全然関係ないところを開けて、こんなのは知らないと言い出す。やはり痴呆なのかと思う。判っていてわざと判らないふりをしているのかも。何とも判断できないなぁ。


 夕方、風呂に入る。いそいそと。もともと湯船にどっぷりというのが好きな人だから病院ではシャワーというのが不満だったようだ。1時間弱入って、出るときに大きな音がしていたから倒れた可能性があるが慌てて見に行くと、真っ赤な顔をして両手で湯船を掴んで頭を下げたような恰好をしていた。のぼせたようだな。大丈夫か尋ねると全然大丈夫だと見栄を張る。濡れたままで出てくるから母親が慌ててバスタオルを持ってきて拭いていた。それにしてもあちらこちら取り付けた手すりが早速役に立っている。これは本当に良かったな。そう思っていると母親が父親の足を指す。赤い。やけどか。浴槽の温水吹き出し程度ではやけどはしないだろうが温度が高いことには違いが無い。ううむ。


 落ち着いたところで辞去。それにしても夏あたりには再入院だろうな。今回のは食生活から来ているようだが改める気配がない。帰って来てカステラを大量に食べてしまうし、山積みした糖分も明日から使うと言い張る。これは甘くないから大丈夫なのだと。甘いのと糖分は違うのだが。ぐったりした気持ちで帰宅して弟に電話、しばらくは様子見しようと言い合う。