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　先日来の風邪はそうあっさりと直ってくれていない。夜中にも咳き込んで目覚めたりする。朝から数回体温を計っているが６度５分前後をうろうろ。平熱が低い身からすると、本来は仕事など行かないで安静にしているべきなんだろう。休んでも今週は実害は無いのだし。来週になると不調をおしてでも出ないと拙いのだが。

　文春文庫で「大人のいない国」（ASIN:9784167838546）というのを購入して一気読み。あちらこちらで書かれた物をまとめたもので、今の日本はガキだらけだぜというところから分け入っている。惹句にあるように「成熟への道しるべを示した瞠目の書」というのは、さておくとしても、色々と考えを誘発させる本であることは間違いない。たまにはこういう考え込むような本を読むと、確かに普段とは異なる脳の部分がこき使われていると言う感覚を覚えるのだな。惜しむらくは、その誘発された物が花火のように消えて行ってしまうことだ。メモれば良いのだが通勤の電車内でメモを取りながらと言うのも難しい。ううむ。