雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 昨日に引き続き鎌倉。作業で使うソフトがインストールされていないので、その手続きやらインストールやらをしていたら午前中は潰れた。午後になって漸く取りかかる。今日は昨日の打ち合わせ相手が二人とも居ない。一人は出張で関西に行って、もう一人は昨日に引き続き休暇。尋ねる事も出来ないからせめての作業ログを大量に取りながら「適当に」(←はい、ここでは御馴染みのフレーズ。「黎明編」参照。)判断して作業を進める。週明けに文句は言わせない出来になるはずだよ。


 とやっていたら微かに揺れている感じがする。気のせいかと思ったがあれーなどと言ううちにやや大きく揺れる。停電した。おもわず一斉に「だー」っとなる。作業中の内容が全部消えてしまった。そして更に揺れ。三次元的な揺れを感じた。二次元的な往復ではなくて空間内で回転しているような感じ。思わず天井を見上げる。いつもよりも強い揺れだが、この程度なら床が抜けて落ちる事は無いとは思うが、天釣りの機器が落ちてくる事はあり得る。揺れが治まったら皆がしゃべりだしたが、そのまえに状況の確認などが有るべきじゃないかと思いながら眺める。とりまとめではないのと、たまたま臨時で来ているだけだからな。下手に口を出しても。冷ややかに眺めていると別の部署の課長が来て取りまとめに安否確認を指示して行った。その後、屋外退避が指示された。忘れていたが机の下からヘルメットを取り出して装着。何故か2つもあったが袋の口が堅く結んであって開けるのに手間取る。緊急時に役に立たないではないか。すぐに開けられなければ意味が無いのう。


 屋外では吹きさらしで安全確認が済むまで待たされる。連絡先を書いてある手帳は持ち出したものの携帯を専用のロッカーから持ち出している暇がなかったから事務所への連絡も出来ない。寒いのでだんだんと並びが崩れて日向に移動する者も多数。人が減ると風が直接あたるようになって寒い。でも、着膨れていたので影響は抑えられる。上には上が居て防寒ジャケットを着込んでいるもの居たな。流石にそれは持っていなかったが、こういうとき臨時で来ている者は弱いな。なお、逆に冬でも半袖でいる人たちも居て、そういう人たちは震え上がっていた。


 なんだかんだで1時間半ほど経ってから建屋への立ち入りが許可される。非常電源も尽きたようで通路が真っ暗。明かりを持っているのがちらほら居てそれが照らしてくれる。うちのスマホにも懐中電灯代わりにするためのソフトがあったような。今、スマホもっていないから意味ないけれど。ポケットライトを常時携行すべきかな。仕事は今日は帰宅しろということになる。明日も作業禁止が言い渡される。が、こちらは少しでも時間に満た無いと月当たりの作業時間がマイナスになってしまい拙い。取りまとめと次長はなんとかなるからというが、さてどうなるかな。いずれにせよ電源は死んだままだから作業は出来ない。ということで月曜日の出社はこちらでもあちらでも構わないと言うことになった。


 帰宅するには徒歩で2時間弱を見込む。まだ17時前だから十二分に明るい。川を数本渡って行く必要が有る。海沿いでは水が引いているようだから出来るだけ高台を経由して帰れと言われる。後輩の帰宅難民が一人泊めてくれないかと言ってくる。特に断ることもない。段ボールと新聞で良いならという条件を提示する。歩き出してみるとぞろぞろと同じ方面に歩いている人の流れが出来ていた。普段は公共交通機関や自家用車な人たちらしい。道路も信号が停電しているからのろのろ運転。警察が出て手旗している交差点が1つだけあったが、何であそこだけ出ていたのだろう。他の交差点では見かけなかったんだが。駅にたどりつくころには停電も回復したようで信号機が正常に動作するようになっていた。駅に寄ってみるとNHKだか何だかをディスプレイに流していた。津波の被害が凄いらしいと判る。電車は動いていなかったが、このあたりの揺れなら21時くらいには動き出すんじゃないかと言うことになる。夕食時ということと一緒に歩いて来た帰宅難民が疲れただの花粉症で目が痛いなどと言うのでドラッグストアに寄ってから呑み屋に行く。この帰宅難民は昔から食事とは酒を呑む事だという動作をするからなぁ。今更訂正をしても受け入れないことは理解しては居るのだが。花粉症だったらアルコールは控えた方が症状が軽くなるのだよ?と思うのだが。


 21時も回ったので電車も動き出しているだろうと思ったらシャッターが下りていた。これが降りているのを見るのは初めてだ。帰宅難民は本当に帰宅難民となりうちに泊まることになった。バスは動いていたので乗る。駅に行くのではなくて団地に行くのだが乗り馴れている路線だ。問題無い。下車後、コンビニで飲料を購入しようとした。水は無くなっていたがそれ以外の物は豊富だった。帰宅してテレビをつけると。びっくり。夕方に駅で見たときも凄いらしいということは判っていたが、これほどとは。明日は食材を補給しておいた方が良いな。明日以降が物が減るだろう。帰宅難民に段ボールと新聞を提示したら椅子で寝るから良いと言われる。昔は仕事でプリンタ用紙に埋もれて寝てたりしたんだが今回は椅子か。まぁ仮眠にはなるだろう。こちらも着替えずに横になる。花粉の処理が難しかったから。部屋の中にはかなり花粉が入り込んだ感じがする。空気清浄機がたまたま3台になっていたのは救いだった。