仕事中に言い争っているような雰囲気の会話が聞こえてきまして。良くある「あれやってくれ」、「そんなこと急に言われても予定に割りこませられないよ」というやつです。互いに自分の方の都合と理屈を言い立てていて話が先に進みそうにない。
この手の話を聞いていて何時も思うのは「自分側の都合はさておき、まずは仕事を先に進めるにはどうしようか」という視点が抜けているということ。予定外のことが割り込んでくるのは面倒なことであるのは違いないが、自分の側の都合をあげるだけというのは、どうにも、もう少し全体も見るようにしたらどうなのかと思ってしまう。
作業のとりまとめ役として下に指示を出したり他人と折衝したりしていたこともあるから、こういうことを考えるのかもしれない。言い争っている連中は、工程表が前提として存在していて、それを守ることを第一として仕事をしてきて、それが当たり前と思っている人種。予定外のことが割り込んでくることは迷惑に感じている。それは私のように、お客様からの話にはまずは何をおいてもどう対処するかを考えよう、という仕事の仕方をたたき込まれて仕事をしてきた人種との違いなのかもしれない。
で、結末はどうなったかというと、聞いているうちに口を挟もうかと思っていたら別の者が入ってきて何とか落ちがつきました。