雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 買うことばかりで聴いた感想が余り無いので。まずは昨日購入した「巡礼の年」です。開封して解説を読んでみると、「ヴェネツィアナポリ」が入っていました。これは「巡礼の年 第二年 補遺」にあたるので、購入した物はコンプリート盤だったのだな。聴いてみると、まずは音色は良し。キャラキャラした音は好みではない。これはちゃんとコアがある音に思える。曲自体が高音で転げ回るようなものではないし、かと言って低音の暴れ回りなものでもない。穏当な曲が多いので(単独の組曲ではなくて曲集)聴いていて疲れたり途中で止めるようなことはない。BGMとしてたまにかけてみるのにも良さそう。


 手持ちでメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、いわゆるメンコン2枚の聴き比べ。ニコラ・ベネデッティ独奏のDG盤とオーギュスタン・デュメイ独奏のEMI盤。ベネデッティは2006年、デュメイは1988年の録音。さて、ベネデッティはつかみで失敗している。売り物になるレベルではあるんだが、聴いていてどうにもかっちりとした感じがしない。音色はまぁまぁだし録音も好みの音なんだが、こういう演奏をハラハラしながら聴いているのは気が向かないなと思って聴いていると徐々に気がつかなくなって行った。一方のデュメイは楷書の演奏に美音。ただし録音の音作りはやはり一昔前の感じ。ベネデッティ盤の音作りで録音しなおしてくれたらと思ってしまった。しかし、今は演奏が変わっているかもしれない。