項目を「雑」ではなくて「MUSIC」にしようかとも思ったけれど、書き方は雑記なので「雑」で良いや。ええと、ここ三ヶ月程連続して某オケの定演に行けていません。今月のように曲目に興味がないときもあったけれど仕事が忙しいからなぁ。と言うことでオケ分を補給するために、、、と言うわけでも無いけれど、毎月貰っている「ぶらあぼ」というフリーペーパーを眺めていたら今日は読響の定期でマルトゥッチのピアノ協奏曲(独奏ゲルハルト・オピッツ)とエルガーの交響曲第二番をやるらしい(指揮は尾高忠明)ので夕方になって当日券を当てにしてサントリーホールに行ってみたら無事に入れました。しかし、無意識にRA席を選んでしまった。曲を聴くよりは指揮者の顔を見たり楽器同士の掛け合いを見物するのに向いている席なんだけれどな。当日券売り場にのだめ世代のペアやら、私と同年齢とおぼしきおっさんやおばさんなど、10人程度並んでいたので物好きが居るんだな(←人のことは言えないが)と思っていましたが、開演頃にホール内を見渡すと、やはりそこここで「す」が入ったように抜けていましたな。まぁ、珍曲扱いされるようなものであることは確かだし。
マルトゥッチは初めて聴く。トスカニーニやマーラーが振っていたということをパンフで読んだ。最近でも今年の1月にムーティがニューヨークフィルの定期で振ったらしい。時期的にはロマン派。ちょっと私の守備範囲から外れるけれど、この手の曲が好きな人には薦めても良い曲かも。オピッツはアンコール無しだったのは残念。期待したんだけれど。エルガーは聴き込んでいる曲なのでアレやらコレやらを比較してしまう。私のデフォルトは1976年のサー・エイドリアン・ボールト盤でして、これは温和と言われるけれど、よくよく聴くと絶妙に揺れているボールト流が聞き取れる。そういうのと比べると、今日の演奏は最初はちょっと早足で騒々しい感じを受けたけれど熱気に引き込まれた。こう書くと乱暴な演奏のように思うかもしれませんが、きっちりとこなして見せてくれたオケに脱帽。最後は余韻に浸りたかったのにぶちこわしてくれたブラボー莫迦が居たのがちょっと残念。指揮者が腕をおろすまで拍手するなぁ。
今日の「もやしもん」モネラマグネットは「A.オリゼー」一発でした。「ボツリヌス菌」や「ひおち」だったら連続してやってしまったかもしれない。