雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 昨日はあんなことを書いたが念のため10時に会議室へ行ってみたら相手は来ていたよ。何を話す気なんだろうと思うが居るのだから多少は話すか、と思ったら延々と1時間以上。こちらが話す内容じゃないだろうというのを聴いてくるが、それを言ってしまえば、誰も困っていないのだから放置で良いだろうと言いたくなった。


 今日は結局、この兄ちゃんの付き合いで一日が潰れた。定時にさっさと退社。今日は日本フィルの東京定期初日。首席指揮者のアレクサンドル・ラザレフの指揮で「ラザレフが刻むロシアの魂<シーズン3 ショスタコービッチ1>」ということでチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ ハ長調 作品48」とショスタコービッチ交響曲第4番 ハ短調 作品43」の2つ。今日は録音が入っている。マイクがあちらこちらに立っている。天井釣りのも多数。EXTONだろうと思うが、あそこはラザレフ-日フィル関係のは此の頃SACDを出していないからな。インバル-都響は出していても。CDなら出ても買うことはあり得ない。


 チャイコフスキーの演奏はラザレフ以降の分厚い音でボウイングも目一杯まで使っている。堪能。トラに知り合いを見かける。今日の演目だと人が要るのだろう。休憩を挟んでタコ4は聴きなれたタコ5と似た響きが随所で聞こえてくる。作曲時期が近いのだから当然だろうと思ったが当然なのか?最後は陰々滅々。ラザレフが音が消えても人差し指を動かし続け、その間に咳き込んだ客席があったりしたが、ホール内の緊張した静けさがじわじわと染みこんでくるころにラザレフが広げていた両腕をぱたりと胸の前で交差させて手のひらを胸につけ、またしばらく。何回も呼吸したあとにやっと腕を下におろした。拍手が巻きおこる。後はいつものように投げキスしたり女性団員の手を取って万歳したりというのはあれだったが。


 家でCDを聴きなおしてみようと思った。手持ちはCDだけだ。本当はSACDだと良いのだが。