雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 引き蘢りである。朝っぱら何か痒いなと思ったら蚊にさされたようだ。この時期はまだ小さいのが網戸の目を通り抜けて来たりする。部屋の中で繁殖しない事を願うばかりだがどうかな。


 昨日のエルガーは音量を上げて聴きたかったのでスピーカーではなくて久しぶりにヘッドフォンで聴く。うちのSACDプレーヤーは内蔵のヘッドフォンのアンプの評判は悪く無いんだが、こういう時は別にヘッドフォンアンプを通したらどうなるだろうと思ってしまう。それとは別にアンプ自体も欲しい所なんだがな。プレーヤーとスピーカーの間でネックになっている部分だから。


 それはそうと演奏。1977年のボールト卿の指揮の演奏が耳に馴染んでいたので一時期はどれもこれもしっくりこなかったんだが、この頃は漸く判別がつくようになってきた気がする。この演奏も聴いてみると適度のキレがあるが急いているような落ち着きの無い感じではなく、内声が所々浮かび上がって聴こえて来ると楽しくなってしまう。曲自体は長いだけでとりとめも無いと言う感想を持つ人が多いようで、そういう意味では万人向けではないが、延々と音に包まれていたいと言う聴き方には向くだろう。「落日の最後の輝き」と言われる。最後は日没だ。この演奏は何回も聴きかえすことになるだろう。


 宇宙英雄ローダンシリーズ第450巻読了。本国版では900巻の「LAIRE」を含む。日本語のタイトルだと「隻眼のライレ」となっていて余計なことをとも思う。ともかく「パン=タウ=ラ」ツィクルスが終わって「宇宙の城」ツィクルスに突入だ。これで2年後には500巻「テラナー」に到達する。まさかそこまで辿り着ける見込みが出てきたとはなと感慨深い。いや、だって「パン=タウ=ラ」ツィクルスって1978年に書かれているのだから。当時は計算すら無駄なことだった。日本語版は50巻までも到達していなかったのだからな。