雨の電車内から外の景色を眺める。外壁がテラコッタのような赤みのかかった肌色の家がたまに目に映る。しとしとと降る雨で光量が落ちた情景では明るさを主張する色はそぐわない気がした。このような風景に適合する色を考えると木造の家の黒く変色した色が一番納得出来る。そう言えば先日の八幡宮の例大祭で見た能楽殿はそのように黒く変わっており境内の雰囲気に合致していた。普段は雨戸で締め切りで、演じられる時だけ取り払われる。内部はまだ白木の状態。中まで黒く変ずるのは当分先の事だろう。
雨と言うことで室外では花粉症な症状は出なかったが会社の室内ではまだ残っていた。ううむ。