雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 Motif の継承構造を見ていて、これも多段だが、それほど困った印象を受けないのは何故だろうと思った。


 すぐに思いついたのは、やはり資料がきちんと整備されていると言うこと。どのクラスにはどのような属性があり、どのような関数が準備されているかということが資料として入手できる。何が何のためにというのがすぐに理解できる。いちいちソースを解析してクラス構成の資料を作成する必要は無い、そして何よりもどのように使うべきかと言うチュートリアルに相当する資料が多数ある。いくら良いものでも使い方を示さないのでは駄目だ。これが設計書であったとしたら、または規格書であったとしたら、多分、まるで使用されないもので終わっただろう。


 もう1つは、クラスに付随するメソッドという感覚が希薄なところ。あくまでもユーザからすると関数群を使用しているという感覚だ。ユーザに公開されている関数はある意味で界面である。その界面の向こう側で、どのような構成であろうと、使う分には困らない。