雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 ゴールデンウィークにほぼ連日出社し続けていたとは言え、まるで暇がなかった訳でもなく、例のごとくCDやSACDを購入していて、その中から一枚を。普段はヒストリカルと称される昔の録音を復刻したCDには見向きもしないんですが、EDWARD ELGAR:THE DREAM OF GERONTIUS:Sir John Barbirolli:ROMA 20.11.1957と記載されたモノクロ写真のジャケットのCDを見かけたときには立ち止まってしまいました。1957年の録音というのは判断が難しい時期でそれほど気にならないで聞いていられるCDと、貧弱な音のCDが混在しているんですな。それにARCHIPELという、どうにも聞いたことが無いレーベル。エアチェック盤かも。つまり放送された番組を録音したものを元にしたのかもしれない。正規の放送用の録音という可能性もありますが。悩んだ末、自爆覚悟で手を出してみました。


 で、気になるから帰宅してすぐさま試聴。結果はうれしい方に誤算。思ったよりもずっと聞きやすい。客席で録ったのかと思えるくらい客席の雑音が含まれていますが、そんなことは関係無く、演奏に引き込まれていました。JON VIKERS がタイトルロールのゲロンティアス。歌いくちはちょっと古いけれども美声。バルビローリは1964年にも、この曲をEMIに録音していますが、悪くない勝負かも。そういえば、あれもちゃんと聴き直してみよう。エンジェルスタジオシリーズでCD化されたときのは雑音が耳についたものですが、GRシリーズで出ている現行のCDはどうなんだろう。気になるところだ。