雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 大手の会社のプロジェクトマネージャーの方が来社されてウチの上司と打ち合わせをしていったのですが、試験が終了した時点で95%の品質を確保出来ると啖呵を切って帰られたそうです。120%眉唾もの。あちらが作ったソースで、ここ半年悩まされてきているのだから。どうみても、とりあえず動けば良いという最低限の作りになっているんですが知らないのだろうな。プロジェクトマネージャーの試験の勉強をして判ったのは、プロジェクトマネージャーは内容にタッチしなくてプロジェクトが綺麗に動かすことが出来れば良いという立場です。物の内容なんて工程が計画通りに消化出来ていれば、どんな粗悪品でも関知しない。


 10年くらい前が品質としてはピークだったような感じを受けます。それでも、それ以前の人たちからは質が落ちたと言われていたけれど。年々、その場で作って使い捨て、という文化になってきているのに、上の方にいる人達は昔の考えで、改修が出来る物という立場で計画を立てようとするから、人のやりくりやらが食い違うような気がしますわ。最初から改修をするという前提で物を作ってあればいじりやすいんですが、改修することを考えて作っていないから、改修と言いつつ実際には丸ごと捨てて作り直している形になります。


 改修をしやすい形に設計するのが良い設計というのは、今、流行のSOAでも念頭に置かれているのにな。プロジェクトマネージャーが何も知らない人手を操って物をでっち上げると言う形態が続く限り、改修が難しい物が出来続けることでしょう。多分。