雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 本日は日フィル定演。先月は仕事で行けなかった。今日も危うく行けないところだったが、まぁなんとか。その分、夕食がどたばたしたな。さて、今日の指揮者は首席指揮者のアレクサンドル・ラザレフなのでプロコフィエフ交響曲全曲演奏プロジェクトの第二回。曲目はチャイコフスキー組曲第四番「モーツァルティアーナ」、モーツアルトの「ヴァイオリン協奏曲第三番」、プロコフィエフ交響曲第二番。ヴァイオリンソロはニコラ・ベネデッティというので興味津々だった。プログラムには書かれていなかったが前にヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」のCDも出ていて、それがなかなか良かった。さて今日はどうかなと言った楽しみがあった。


 最初のチャイコフスキーモーツアルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の編曲が流れるところでは頭の中で歌ったりして脳天気に楽しむ。そして編成を縮小してヴァイオリン協奏曲。ソロヴァイオリンの音が大きいので目を見開く。単に音が大きいというのではなくて鳴りが良いと感じた。演奏は曲目もあるが気持ちよく聞けた。ただ踊っているように体を動かし続けていたのが悪い影響があったかも。前に師匠がヴァイオリン弾きは呼吸と無関係に弾いてしまう人が普通かもと言っていたのと反対な気がした。楽器は空間的に固定した位置にあって、それに対して弓をふるって音を出す。少しは動くことはあるかもしれない。それでも、全身が動くようなことは無いと思っていた。アンコールはイザイのソナタからだった。延々と重音と細かな動きの続く曲。拍手は盛大にしたが、もっとゆったりとした曲を聴いてみたかったな。ほかの演奏会はあったかどうか調べてみるか。


 お待ちかねのプロコフィエフは最初から大音量のとんでもなく五月蝿い曲。こりゃ初演のときに無視されかかったというのは無理も無いか。爽快感はあるかも。ここまでだと。


 演奏が終わって指揮者が何回か呼び出された後、突如としてアンコールが始まる。「三つのオレンジへの恋」から「マーチ」だったかな。曲名をちゃんと覚えていないから聴いた記憶はあるんだが、となってしまう。それと帰りだした人がそこそこ居たところでのアンコール。そういえば前回もそんな感じだったかも。次回は気にしていよう。


 帰りは溜池山王から新橋方面へ大人しく帰りだしたが新橋で降りないで京橋まで行ってみる。それから東京駅まで歩いた。