雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

3時前に目を覚ます。母親は寝ながら時たま咳を繰り返している。朝になって部屋の椅子の後ろを見てびっくり。埃だらけだ。暑さが5ミリはくだらない。これだけハウスダストが溜まっていて部屋の中で舞っていたら喉がおかしくなるのも無理は無い。夜中に空気清浄機が何度も急に最大パワーで運転し始めたのはそう言うことか。と言うことで朝から掃除機をかけたり拭き掃除で大汗をかいてしまった。折角、起き掛けに朝風呂に入って体を温めてみたと言うのに。


告別式・初七日法要。出かける準備で母親がパーマ屋に行っているときにお隣が香典を持ってきたが、さて、まだ顔を覚えていないから母親が帰って来た時に伝えて挨拶に行ってもらった。弟夫婦も来たので喪服に着替える。10時半までに葬儀社へ行く。やがて会席者も集まりだす。今日の導師を務めていただくお坊様も来たのでお布施を握って挨拶に伺い戒名を授かる。名前の1字を織り込んであるが、考えてみるとうちは皆1字なのだな。で、私の場合は何とも練りこみにくそうな気がする。まぁ、それは私が気にすることでは無い。


告別式が始まる。式場の隅でも聞こえるような声量で数十分もお経を唱えていなければならないのだから体力が必要だなと思う。それと鳴り物が。京劇のような。祖母の時も、その前の祖父の時にもこんな鳴り物は覚えが無いのだが。続けて初七日法要を行い最後に花を棺の中に入れる。母親は今日の新聞を入れるのだと言って実際に胸のあたりに収めていた。全部で1時間程度で終了し火葬場へ。このころには雨が強まってきた。火葬炉の前で、流石にこれで形を留めた状態は最後だと思うとしんみりする。呼ばれるまで控室で従姉と話をしていた。35年ぶりかも。すっかりしゃべり方がとろくなっている。周りに年寄りばかりだからと言う訳でもないだろう。伯父は元日に話した限りではそれなりにしゃきしゃき話をしていたからな。やがて呼ばれる。骨は所々変色。薬の副作用だろう。のどぼとけ(第二頸椎)、袈裟(第一頸椎)が綺麗に残った。これは焼け崩れてしまう人が多いらしい。頭蓋骨も耳の周りとか穴がちゃんと判る形で残っていたが、ここは誰でも崩れにくいのではないのかと思ったりする。棺桶の釘を磁石で取り除けた後に骨を骨壺に収めていただき、埋葬許可書と合わせて箱に入れ私が持って歩くことに。


葬儀社へ戻って来て精進落とし。告別式だけで勘違いして帰ってしまったのが3人いたので2人分食べることに。従弟の一人が同い年なのだがどうしても定年の話が出てしまう。ううむ。


葬儀社から実家まで葬儀社の業務用の荷物運び用の車で帰宅。急ごしらえの祭壇に白木の位牌、遺影、骨壺などを安置しお参りする。一休みしてから辞去。母親は空気清浄機の止め方を聞いて来たから止めるつもりなのだろう。動かしておくべきなのだが。