昨晩遅くて寝たのは2時近く。今日は父親の病状の説明を受けるので朝から実家に行かねばならない。6時起きを目指したがどうしても出るのは遅れて7時の電車となる。実家から母親を連れ出すのは弟夫婦に任せて、こちらは病院に直行した。なかなか物事を大げさに言う先生で、しきりに衝撃的でしょうがというような話し方をする。こちらとしてはとうに死んでいてもおかしくない年なのだからと思うのだが、結果、判ったこととしてはネフローゼと心臓弁膜症、それに加えて心臓に水が溜まっていると言う。全身のむくみはこれらから来ていたようだ。弁膜症はむくんだから出てきた症状だが。そうして器質的には痴呆ではないだろうと。脳に年相応の委縮はあるがアルツハイマーなどではないそうな。確かに判断とか話の筋道は理路整然としているだな。前提がおかしくて変なことになることはあるんだが。一番噴き出したのは、先生に対して仕事があるからとか、この頃は一時的に海外には行かないようにしているんだがとか見栄を張って言ったらしいことだ。海外に仕事で行ったことなんて1度だけだろうが。それも会社からとは言っても正確には仕事じゃなかったはずだし。先生は一番最初に見た時に下が股引だけで手すりにつかまってふらふらしているのを見て完全に痴ほう症だと思ったそうな。しかし器質に異常はないので一時的な譫妄などかとも思ったそうな。ともかく色々と仮説を立てて検証してゆく筋道を説明してくれた。
説明を受けた後に父親を見舞うと膨れてパンパンになっていた皮膚がしわになりだしている。水が抜けているようだ。睡眠は規則的だし食事もコントロールされているしな。妙な健康食品とか愛読書の健康雑誌とかも無いから。本当に施設に入れられればその方が更に長生きしそうだ。ううむ。
辞去して昼食。今度はケアの相談に行く。弟夫婦に先行してもらって、こちらは母親を実家に連れて行ってからケアの方へ。制度とかの説明を受けていた。介護保険の申請も出したと。妹も一時期関係していたから制度などは詳しいらしい。しかし、リフォームはもう少しずれていたらな。色々と補助が出たようだ。その後は茶店で3人で話し合う。と言うか駄弁った。別れてこちらは実家。母親が風呂の温度調節とか色々と迷っているので操作方法を説明してから辞去したが、何度説明しても飲み込めないのではないかと思う。そういう点では母親のほうが痴ほう症だからな。
30度を超える炎天下を行ったり来たりした日だが、16時にはフリーになったので本屋をはしごして帰宅する。