雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 早朝に新聞を読んでいると弟からメール。39度台に到達したそうな。水風呂でもなんでもやって体温を下げないと駄目なんじゃないか。しかし熱は殺菌のためなのだというデータもあるようで下げてはいけないと言う医者も居る。ということで義妹に付き添ってもらって医者へ行けと返す。こちらは一人で受け取ってくると。


 8時前に家を出るとちら、ほらと舞っているものがある。路面が濡れているわけでもなく本当に見かけたのは3,4粒くらいだが雪だな。気温は2度くらい。昼はもう少し上がってくれるだろうが。


 藤沢から小田急にした。3回目にして1時間遅い筋のだ。すると混んでいる。座れたから問題は無いが大学入試に行くのも多いようだ。新宿から中央線で移動。駅前では時間調整を兼ねて歩き回る。小学生のころ、よく通った模型店は跡形も無くなっていた。確かあのあたりの筈なんだが。ググってみたら1990年代に扱い分野が変わって2008年ごろに閉店したらしい。そうして昨晩の最後に決めた待ち合わせ時間に念のため改札前に行く。付き添いしてるはずだから来ないのだが。10時に店へ。


 打ち合わせを始めて、最初にこれから着手しないとと下水の話が始まる。話を聞いてびっくりする。下水が流れにくいとは実家から聞いてはいたが事態は想定外の大事になっていたのだな。それにしても何であんなに何回も曲がるような構造にしたんだろう。スラブに配管溝を設置してあれば、そこをストレートに通せただろうに。ともかく、これのおかげで総工費が倍以上に膨れてしまった。ううむ。しかしこれだけしっかり直してしまうと20年はこのまま使えるようになってしまう。数年持てば良いと言う応急修理の予定だったのだが。まぁ、今日のところは説明を受けるのといくつか確認しあう事項も出てきたので再見積もりしてもらうことにした。


 何だかんだで1時間ちょっとかかる。そのまま駅へ。中野まで移動して東西線。都営新宿線と勘違いしていて編成の一番後ろまで来てから前から3両目だったと回れ右する。12時近かったので食事するかとも思ったのだが混みだしているのと14時くらいのほうが何かと良いので後回しにする。で、本屋に寄ったら目を通しておきたい鉄の雑誌が多い。この手は立ち読みで済ませているのだな。しかし今日は時間があまりない。半蔵門線三越前日本橋丸善を見ていたら隆慶一郎の文庫の新装版が出ている。「柳生非情剣」(ASIN:9784062777308)と「柳生刺客状」(ASIN:978062777315)。自宅にあると思うが読みたいときに出てこない。解説は更新されているようだし、ということで買ってしまう。ちなみに帰宅してみたら「柳生刺客状」はあったが「柳生非情剣」は持っていなかった。今年から色々と絞っているので今日はこれくらい。八重洲の地下で軽く腹ごしらえして横浜のみなとみらいの大ホールを目指す。東海道線の東京駅半自動ドア状態ってのを始めて体験したりして。横浜で根岸線を一駅。横浜線からの直通でちょっと短い8輌編成。動く歩道やら何やらで延々と歩く。横浜なんて年に1度くらいしかこないからどうにも勝手が判らないな。

 さて、今日の演目は指揮者の沼尻竜典が作曲したオペラ「竹取物語」の初演。入りが悪いとかで今月になって色々と集客しまくったらしい。もっと空いているかと思ったのだが9割近く埋まっていたような。出来もまずまず。まぁ海外で取り上げられるかと言うことと100年先にも演奏されているだろうかと言うことからすると、ちょっと判らない。それよりも今日の収穫は竹取の翁を歌った山下浩司だな。5人合わせて500kg以上と言うIL DEVUのメンバーでもあるのだが、この人の声は朗々としていて聴き疲れがしなかった。どこかしら絞り出しているような無理を感じることが無いのは日本人の声楽家としては珍しい。要注目だ。そのほかは合唱団から日本一の職人集団を歌った6人とか、石上麻呂足の使者を歌ったボーイソプラノもなかなか。演出としてかぐや姫の歌をたぶん録音したものに効果をかけて流したんだろうがかぐや姫が人間ではないと歌う雰囲気に合っていたな。声楽としては邪道かもしらんが舞台としては有りだ。


 と言うことで満足して帰宅。18時半。なんかぐったりしている。そう言えば弟はインフルエンザだったそうな。こちらは熱っぽくはないから違うだろうが。ゆっくり休もう。