雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 論文は一晩寝かせてから目を通して修正し午後に課長へ意見を求めた。全然言っていた事と違うことを言い出す。取りあえず月曜日にと言うことで引き取ったが、さて、形はつくかな。なんとかひねり出さないと。使い切った歯磨きから更にしぼりだすような感じだが。


 午後、製品の試験が一通り合格になったと言う連絡が入る。これで定時後は打ち上げの呑み会になるんだが、それが決まったのは昨日。こちらは用事があったので参加せずに定時で飛び出す。普通は帰る前に伝票記入したりが有るんだが、今日は上旬分のを昼までに見込みで出す日だったから直ぐに出られた。本当は呑み会に参加したかったんだがな。人と顔を合わせると言うことからしても。


 用事と言うのは日フィルの東京定期。小林研一郎シューベルト交響曲第7番とブルックナー交響曲第9番というどちらも未完成な曲を振る。指揮者デビュー40周年記念だとか。鼻息が五月蝿いだろうなと思いながら行く。ホールに入ってみると録音するようだ。マイクがセッティングされていた。演奏が始まる直前に咳き込む人が多い。一旦上げた棒をおろした。マスクをしている人がちらほら見かけられたが流行っているのかな。シューベルトが始まる。日フィルはこの頃大きな音が出るなと思う。曲も良いが演奏も良い。楽しめた。ブラボーも飛んでいた。これには納得できた。しかし、20分間の休憩後のブルックナーは。最初の数分で情熱のコバケンとは合わないように思った。というか、こちらが求めているブルックナー演奏とは様式感が異なるような。大伽藍のオルガンというか。縦を合わせて欲しい。前に日フィルでブルックナーの9番はハルトムート・ヘンヒェンで聴いているが、その時は縦がずれ出すと沢庵を切るような手つきであわせようとしていた。日フィルもその時は瞬時に揃えて見せてくれたりした。あの演奏は満足のいく物だった。それを考えるとコバケンは横が、すなわちメロディが主となる曲を演奏するのが上手いのだろう。ブルックナーでも4番とか。8番も悪く無いかもしれない。でも9番は違うんじゃ無いかな。と言うことで後半はすっきりしなかった。舞台の上では終わってから花束をもらっていた。


 運動不足な気もしたので四谷まで歩く。乗り換えたら隣に座っていた兄ちゃんがタバコ臭い。かなり吸っているな。おまけに妙に痙攣している。どうも人と接しているのが嫌なようだ。妙なのが居るもんだ。臭いからずっとだったら嫌だなと思っていたら途中で下車して行ったのでほっとする。