本日夕方はコンサート。墨田トリフォニーホールの企画公演らしい。午後、客先に行ったので事務所を出るのが多少遅れた。プレトークがあるというので早めに行きたかったのだが公演開始よりは早く着いたものの、プレトークを行った雰囲気は無い。開始のベルが鳴っても一向に演奏者は出てこない。ざわついていると10分くらいになってやっと男性と女性の二人が出てきた。眼鏡の度が合わなくなっているので話し始めるまで判らなかったのだが男性は本日の指揮者のジャン=クリストフ・スピノジ。フランス語だったので大半を取りこぼした。隣の女性は通訳だったようでワンフレーズごとに通訳してくれた。これがプレトークということらしい
曲順はプログラムと異なり「ショスタコーヴィチ/室内交響曲 作品110a」、「バーバー/弦楽のためのアダージョ 作品11」、休憩後に「フォーレ/レクイエム 作品48」となる。テンポがこちらの体内テンポより速めなので軽やかに聞こえる。体内テンポが落ちてきたのは老化かなと思ったり。フォーレのソプラノソロは勉強中のアマチュアか。呼吸が途中で足りなくなって切れたりと散々な出来だった。バリトンソロは個人的な好みからすると軽いが演奏には適合している。合唱はソプラノだけ他の声部と溶け合っていなくて別に聞こえてきた。座っていた席が所謂雨宿り席にかかるところだったからかもしれない。2階席に遮られてホールを大きく回ってくる音が聞こえなくなっていたからかも。演奏自体は良かった。
このあと数日、頭の中ではフォーレが鳴り続けている。