雑KiN3-改

ここは自分にとっての過去ログです。すなわち、他人にとっては単なるゴミ。

 今日は日フィル東京定期第618回。社命で転居してから遠距離通勤で寝不足が続いているから、演奏中に眠ってしまうのではないかと思っていたが、あちらこちらでマイクロスリープを繰り返していたためか、本番中は寝ずに聴いていることが出来た。


 今回の演奏会は<プロコフィエフ交響曲全曲演奏プロジェクト>の第四弾。モーツアルトのミサ曲ハ短調 K.427 <大ミサ曲>とプロコフィエフ交響曲第四番(改訂版)作品112。指揮はアレクサンドル・ラザレフ。合唱団は東京音楽大学。合唱の出だしを聞いたときに若さに任せて張り上げた声に苦笑してしまった。アマの方がもっと精妙に演奏するかもしれない。でも、どうみても合唱なんてやったことも無さそうなのも居ればプロの卵も居るわけで。全体としては大人数が集められて、そこそこ訓練された訳だから、まぁ、聴けなくは無かった。最初にあげた若さに任せた張り上げ声は、こちらの身体に多大の負担をかけてはくれたが。ううむ、自分にしては甘い評価だ。


 プロコフィエフの今日今日曲の方は初めて聴いたかもしれない。大体、第一番と第五番。どっちかが古典交響曲ってやつだったかな、それに加えてちょっと珍しいところで第七番というところは演奏されるが、偶数番の交響曲は滅多に見かけない気がする。不評だったと言うが第一楽章は掴みとしては悪くない。初演当時には奇異だったかもしれないがプロコフィエフや、その後の現代曲を聞いてきた身にはモダンではあるが既に古典として受け取れてしまう。じっくりと聴きなおしてみたいが手元に盤が無いなあ。全集を購入しておけば良かった。


 今回も一旦演奏が終わって何回かカーテンコール、、、って言うか、、、が終わってからやはり演奏があった。曲の最後には客席の方へ振り向き音符に合わせて投げキスを送っていたお茶目なラザレフだった。お茶目と言えば合唱指揮の阿部さんを引っ張ってきて指揮台の上に立たせて拍手を受けさせていたが聴衆は誰だか判っていたかな。


 帰宅は今までとは異なる。東海道線ではないのだから。色々な帰り方が取れるから1つずつ試してみよう。それにしても帰宅したときには異様にぐったりとしていた。遠距離通勤の疲れが溜まっている。心臓発作を起こさなければ良いのだが。